シーン別ガイド

暑い日の服装は、どの白かで決まる

残るのは1枚か2枚。強い光がすべてを飽和させるので、色の選択がそのまま印象になります。

暑くなるとレイヤーが消えます。残るのは1枚、多くて2枚。隠れる層がないぶん、色の判断ミスを他のアイテムでごまかせません。しかも夏の強い光は色を飽和させ、肌に返る光の量も増えます。1枚あたりの重みが冬の倍になると考えてください。そこでほとんどの人が飛ばす問いがあります。どの白か、です。真っ白と生成り・アイボリーは同じ白という名前で売られていますが、まったく別の色で、似合う人も違います。ブルベが生成りを顔の近くに置くと肌が沈み、イエベが真っ白を着ると顔が黄ばんで見えます。夏のコーデで最初に決めるべきなのは、シルエットでも柄でもなく、自分の白がどちらかです。

レイヤーの代わりに形

重ねられない季節は、レイヤーがしていた仕事をシルエットが引き受けます。体から離れたゆとりのある形は、風を通しながら縦のラインを作ります。肩と二の腕を覆う袖は、日差しを避けるだけでなく、コーデの面積配分を整えます。前を開けたシャツは夏の第三のアイテムです。ジャケットの代わりに羽織り、脱げば1枚になり、着れば縦の線が加わります。ここで注意すべきは交換条件です。涼しさのために選んだ形が、色を犠牲にしてはいけません。通気性の高いノースリーブを選んだ結果、顔に近い色が肌の色だけになると、パレットの効果はゼロになります。その場合は薄いシャツを羽織るか、顔の高さにパレットの色を戻してください。首元か肩に色があるかどうかが基準です。

夏の素材

リネン、コットン、ポプリン、レーヨン、シアサッカー。夏はマットが原則です。光沢のある化学繊維は顔に光を跳ね返し、汗と一緒に安く見せます。屋外の直射光の下では、この差が室内の何倍も出ます。明るい色は熱を反射するので、体感温度の面でも有利です。もう一つ、織りの密度が色の重さを変えます。同じ色でも、目の粗いリネンは光を通して軽く見え、目の詰まったコットンは色が塊で出ます。強い色を夏に着たいなら、粗い織りで選んでください。彩度を落とさずに重さだけ落とせます。逆に淡い色を締まって見せたいときは、密度の高い生地にします。素材はパレットを変えませんが、パレットの色がどう見えるかを変えます。

おすすめのパレット

ソフトホワイト #F2F1EC
サンドベージュ #D9CBB2
ソフトスカイブルー #A9C4DE
テラコッタ #C25A3C
セージグリーン #9DB598
デニムブルー #3E5C8A

この6色は、夏に1枚で着ることを前提にしています。左側は顔の高さで使う色、右側はボトムスや小物で支える色です。特に白の枠は自分のグループのものだけを見てください。真っ白、ソフトホワイト、生成りは別の色です。手持ちのシャツを並べて、どれがこの6色に近いかを確かめると、夏の主役が決まります。

パーソナルカラー別の夏

夏は光が強く、色が飽和します。同じ1枚でも、アンダートーンが合っていれば肌が明るく見え、外れていれば影が濃く出ます。冬のように上から羽織って修正する層がないので、間違いはそのまま顔に残ります。だから夏の助言もシーズンごとに分ける必要があります。以下は4つのグループと、境界にあるニュートラルの3タイプについて、白の種類とデニムの濃さまで含めた基準です。

スプリング系(イエベ・高彩度)

コーラル、ターコイズ、グラスグリーン、暖かい黄色、明るいデニム。夏はこのグループの本領です。強い光はもともと澄んだ高彩度のパレットが求めているものなので、他のどのグループより無理がありません。白は生成りかアイボリーにしてください。真っ白は青みが強く、肌の黄みと衝突します。デニムは濃紺より明るいウォッシュのほうが合います。柄を入れるなら、淡い地に澄んだ色が乗ったものです。くすんだ色を夏に着ると、光の下で色だけが古びて見えます。

サマー系(ブルベ・低彩度)

スカイブルー、ダスティピンク、ラベンダー、ソフトホワイト、色落ちした明るいデニム。真昼の光の下では、強い色が飽和しすぎて顔から浮きます。このグループの中明度でやわらかいパレットは、日差しの中でも硬くならずに持ちこたえます。白は真っ白ではなくソフトホワイトかオフホワイトです。生成りは黄みが強すぎて肌が沈みます。原色のリゾート柄より、にじんだような淡い柄のほうが馴染みます。日焼けで肌が濃くなっても、パレットの温度は変わらないことを覚えておいてください。

オータム系(イエベ・深め)

テラコッタ、マスタード、オリーブ、生成り、カーキ。このグループの白は生成りです。真っ白とネオンは避けてください。強い光の下で、真っ白は肌の黄みを浮かせ、ネオンはパレットの彩度を追い越します。デニムは中濃度で、青が強すぎない暖かいウォッシュを選びます。素材はリネンが最も相性がよく、洗いざらしの質感がそのままパレットの雰囲気になります。夏でも深い色を着られるグループなので、明るくしなければという思い込みは不要です。

ウィンター系(ブルベ・高コントラスト)

真っ白、軽いコットンの黒、純色の赤、コバルトブルー、エメラルドグリーン。黒が夏に成立する唯一のグループです。素材を軽くすれば重さは出ません。このグループが夏に勝つのは淡さではなくコントラストです。パステルに寄せると顔が弱く見えるので、白と濃色をはっきり分けたコーデのほうが強く出ます。柄も同じで、輪郭のはっきりした大きな柄が合います。にじんだ淡い柄は、パレットの持ち味を消します。アクセサリーはシルバーです。

ニュートラル系(3つの橋)

オフホワイトが3タイプ共通の切り札です。真っ白ほど冷たくなく、生成りほど黄みも出ないので、温度をどちらにも振らずに使えます。決め手は明度です。自分が明るいのか深いのかで、同じオフホワイトに合わせる色の濃さを変えてください。コントラストは中程度に保つのが安全です。上下の差を強くしすぎると、境界にいる人ほど顔が置いていかれます。デニムは中濃度が最も使いやすく、上に何を着ても温度を主張しません。

15のカラーシーズンを見る →

夏の必須アイテム

  • パレットの色のリネンシャツ — 羽織っても脱いでも成立する1枚
  • 顔を明るくする色のワンピースかTシャツ — 夏の主役はここです
  • 自分に合うウォッシュのデニムかショートパンツを1本
  • パレット内のニュートラルカラーのサンダルかエスパドリーユ
  • メタルの色に合うサングラス — 顔で一番大きい色のアクセサリー
  • ニュートラルカラーの帽子かキャップ — 日差しと色を同時に管理する

夏にやりがちな失敗

  • 白を1種類だと思って選ぶ。生成りが必要な人が真っ白を着ると顔が黄ばみ、逆の人が生成りを着ると肌が沈みます。
  • ネオンを差し色にする。どのパレットより彩度が高いので、隣に置いた自分の色がすべて濁って見えます。
  • 光沢のある化学繊維を顔の近くに着る。直射光の下で肌に光を返し、汗と合わさって一気に安く見えます。
  • サングラスを無色の実用品として扱う。実際には顔の中で最も面積の大きい色のアクセサリーになっています。

関連するシーン

すべてのシーンを見る →

よくある質問

暑い日に黒を着てもいいですか

ウィンター系なら問題ありません。軽いコットンやリネン混の黒であれば、夏でも重さは出ません。それ以外のグループでは、顔に近い場所の黒は避けてください。強い光の下では影が濃く出て、肌の疲れがそのまま見えます。どうしても黒を着たい場合はボトムスに回し、顔の高さにはパレットの色を置いてください。それだけで印象は変わります。

白は誰にでも似合いますか

白という色が1つしかないと思っている限り、答えは似合わないになります。真っ白はブルベでコントラストの高い人の色です。生成りとアイボリーはイエベの色。ソフトホワイトとオフホワイトはその中間で、やわらかいパレットとニュートラルの3タイプが使えます。似合わないのは白ではなく、その白です。自分の枠の白を選べば、夏で最も使える色になります。

柄はどう選べばいいですか

柄の中で面積が最も大きい地の色を見てください。それが自分のパレットに入っていれば、上に乗る色が多少外れていても成立します。次にコントラストを合わせます。コントラストが高いグループは輪郭のはっきりした大柄、やわらかいグループはにじんだ小柄が馴染みます。地の色とコントラストの2点だけで、柄選びはほぼ決まります。

明るい色を着ると顔が飛んでしまいます

その場合は明るさではなく彩度と温度が外れています。明度の低いグループが淡いパステルを顔の近くに置くと、服が肌より明るくなり、顔が背景に沈みます。解決は2つ。明るい色をボトムスに下げるか、顔の高さに自分のシグネチャーカラーを1つ入れることです。明るさ自体をやめる必要はありません。位置を変えるだけで足ります。

このコーデ、手持ちの服でTOPに組ませる

シーンと天気を選ぶだけ。アプリがクローゼットのアイテムから、あなたのパレットで、同じ組み合わせをくり返さずにコーデを組みます。無料で始められます。

ダウンロード App Store ダウンロード Google Play